見学の前に、スリッパの有無と調理する人を伝える
最初に伝えるのは、普段が裸足か室内履きか、主に調理する人は誰か、家族も使うかです。見学時の靴と家での足元が違えば、その差を担当者へ伝えてから展示前に立ちます。
まな板の厚みと、よく使う鍋の大きさも条件になります。持参しにくい物は寸法と写真で十分です。家族も調理するなら、同じ高さ候補で同じ動作を試し、誰がどこで使いにくかったかを分けて記録します。
高さは「まな板の上」で合わせる
天板に手を置くだけでは、調理中の姿勢は分かりません。まず普段に近い厚みのまな板がある位置で、包丁を動かす構えを取ります。肘の位置と前かがみの角度を、高さ候補ごとに比べます。
次はシンクで洗う姿勢、最後は展示で許可された物を使って鍋を動かす姿勢です。一つの動作だけで決めず、切る・洗う・持ち上げるの3つを同じ候補で行い、動作ごとの感想を短くメモします。
収納は「どこに何を戻すか」で選ぶ
収納量を見る前に、鍋、フライパン、調味料、食器の戻し先を決めます。加熱機器の前で使う物をその場で取れるか、シンク前から必要な道具へ手が届くかを展示でたどります。
引き出しは最後まで開け、奥の物を取って閉めるまで動きます。食器棚を残すなら、すべてを新しい収納へ移す必要はありません。「鍋はキッチン、食器は既存棚」のように役割を分けると、必要な収納が具体的になります。
食洗機は、いつもの食器を入れて試す
食洗機は容量表示だけで決めず、普段入れたい皿、茶碗、カップ、鍋の写真と寸法を用意します。食器を置ける展示なら担当者の案内に従い、扉を開ける、入れる、取り出す、収納へ戻すまで試します。
扉を開けたときに立つ場所がなくならないか、取り出した皿を一度置く場所があるかが判断のポイントです。鍋を手洗いする家庭なら、鍋まで入る容量より、毎日使う食器を無理なく戻せる配置を優先できます。
冷蔵庫と食洗機、同時に開けてぶつからないか
残す冷蔵庫は、本体寸法、扉の開く向き、置き場所を持参します。買い替え予定なら候補の仕様を使い、未定なら冷蔵庫の条件を保留にします。展示の冷蔵庫が使いやすくても、自宅の型や配置が違えば同じ動きにはなりません。
食材を出して作業台へ置く間に、食洗機や引き出しを開けた人とぶつからないかを見ます。扉同士の接触に加え、人が立つ場所と通り抜ける幅も必要です。展示と自宅の通路幅が違う場合は、図面へ戻って現地調査の項目にします。
2人で並んだとき、通路はふさがらないか
一人で3つの動作を試した後、もう一人が飲み物や食器を取りに来る場面を重ねます。展示で試せる範囲は担当者の案内に従い、自宅との通路幅の違いは採寸図に戻って検討します。
| 場面 | 一人で試すこと | 家族が同時に使うときの見方 |
|---|---|---|
| 作業台とシンク | 切る・洗う姿勢と手の届き方 | 隣に立っても作業を続けられるか |
| 収納 | 引き出しを開けて取り出す動作 | 開いた引き出しで通り道を塞がないか |
| 食洗機 | 食器を入れ、戻すまでの移動 | 開いた扉と別の人の立ち位置 |
| 冷蔵庫 | 食材を取り出して置く動作 | 食洗機や収納の扉との干渉 |
見積もりの前に、決めた理由をメモしておく
見学後は「高さはこの候補」「鍋はここ」「食器は既存棚」「食洗機から戻す経路はここ」と、仕様と理由を一組で残します。予算や現地寸法で変更が必要になったとき、何を優先するか判断しやすくなります。
保留事項は「冷蔵庫と食洗機を同時に開けられるか、現地寸法で検討」のように具体的に書きます。展示で試した感想は商品選びに使い、設置可否は現地調査へ引き継ぎます。