最初に決めるのは、どの家電と家具を残すか
採寸の前に、冷蔵庫、食器棚、電子レンジなど、リフォーム後も使う物に印を付けます。「調理台が狭い」「冷蔵庫を開けると通れない」といった困り事も一緒に書くと、数字を何のために測ったかが伝わります。
配置を変えたい場合は、現在の配置と希望を分けて記録します。まだ決めていない所を無理に埋める必要はありません。残す物が先に分かれば、展示の収納量や通路を自宅の条件に置き換えやすくなります。
どこからどこまで測る?部屋と本体は別に記録
部屋については、空間の幅・奥行・高さ、天井高、入口を記録します。キッチン本体については、間口・奥行・高さを別に書きます。「横幅」だけだと、壁から壁までなのか、キッチン本体の端から端までなのかが伝わりません。
簡単な手描き図でも、どこからどこまで測った数字かを線で示せば役立ちます。単位は揃え、測れない部分は「未測定」と記入します。家具の裏や高い場所に無理に手を伸ばして埋めるより、分からない場所が分かる写真を添える方が相談しやすくなります。
壁に柱や出っ張りがある場合は、一本の数字にまとめず、その位置を図に描きます。入口も扉を閉じた写真だけでなく、開く向きが分かる状態を残すと、配置の相談に使えます。
冷蔵庫と食器棚は何を測る?
食器棚、冷蔵庫、電子レンジは、本体寸法と置かれている場所をセットで記録します。買い替え予定なら現在の物と候補を分け、候補が未定なら未定と書きます。まだ選んでいない冷蔵庫の寸法を、想像で記入する必要はありません。
| 採寸対象 | 記録する項目 | 見学で比べること |
|---|---|---|
| キッチンのある空間 | 幅・奥行・高さ、天井高、入口 | 配置候補と通り道 |
| 現在のキッチン | 配置形状、間口・奥行・高さ | 今と同じ点、変えたい点 |
| 食器棚 | 外形寸法と置き場所 | 残す収納と新しい収納の分担 |
| 冷蔵庫・電子レンジ | 本体寸法、型番、置き場所 | 展示プランとの組み合わせ |
写真は何枚必要?全体から困る場所へ
まず入口側から、キッチンと周囲の収納・家電が一緒に入る写真を撮ります。次にキッチン正面、シンク、加熱機器、換気扇などを撮ると、全体配置と設備の関係を説明できます。接写だけでは、その部品がどこにあるか分かりにくくなります。
扉や引き出しがぶつかる場所、冷蔵庫の前が狭い場所など、困っている状態の写真も役立ちます。収納内部を見せたい場合は普段の量が分かる程度に撮り、配管や機器表示は無理なく見える範囲にとどめます。撮影のために設備を外す必要はありません。
当日の持ち物は4つで足りる
持参するのは、手元にある住まいの図面、採寸した手描き図、スマートフォンの写真、残す家電の型番や仕様が分かる資料です。図面がなくても、写真番号と手描き図を対応させれば位置関係を説明できます。
図面の数字と実測が違う場合は、どちらかへ書き換えず両方を残します。写真は専用アルバムにまとめ、困っている場所をすぐ表示できるようにしておくと、展示の前で話が止まりません。
ショールームで何を決め、何を持ち帰る?
ショールームでは、天板、シンク、収納など、気に入った部分を一つずつ言葉にします。そのうえで、持参した寸法と残す家電を示し、自宅の条件に合わせると何が変わるかを尋ねます。展示一式を採用するかどうかの二択にする必要はありません。
持ち帰るのは、候補にした仕様、その理由、現地調査まで保留する点です。「鍋はキッチン、食器は既存の食器棚」のように収納の分担まで書けば、次の見積もりでも同じ条件を伝えられます。
未測定でも見学できる?
すべて測り終えるまで見学を待つ必要はありません。未測定の場所を明記し、「商品を見て決めること」と「現地調査後に決めること」を分けて相談します。ショールームのプランだけでは、配管、電気、ガス、下地、搬入経路は確定しません。
来店予約の扱いは訪問先の案内を見て選びます。予約なしで見学できる案内がある一方、質問しながら相談したい場合は予約時に相談内容を伝えられます。見学後に工事契約を急ぐのではなく、未測定の所を施工店の現地調査へ引き継ぎます。